遺留分対策!!
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遺留分対策!!

遺言書を書く際に、注意しなければならないのは、
「遺留分」です。

遺留分とは、一定の相続人が法律上留保されるべき相続分の一定の割合のことをいいます。
例えば、父が亡くなってその奥さんと子供が二人が相続人になる場合、
奥さんは相続財産の4分の1、子供たちは各8分の1の遺留分が保証されてます。

遺言書を作る場合には、遺留分を意識しなければならないのですが、
しかし、私個人としては、あまりに遺留分を意識することには反対です。

理由としては、2点あげられます。
① 遺言者の相続財産をどう残すかはあくまで遺言者の権利であって、
  遺留分によって遺言書の内容に制限を及ぼすべきではないから。
② 遺留分はあくまで相続発生後に相続人から主張されない限りは、
  原則として遺言書の内容は全て有効となるから。

ただ、もちろん遺留分を主張されないようにきちんと対策をとる必要があります。
例えば、遺言書にどうしてこのような遺言書のような内容になったかを説明してあげたり、
遺留分を主張されそうな相続人に対しては現金や保険金等を生前に準備するべきかと思います。

財産をどう残すかだけではなく、
心の部分も遺言書を作る上では重要です。

遺言書を作る際には、遺留分ありきで内容を考えるべきではありません。
大事なことは、まずどう財産を残しておきたいかをまず考え、
その上でどうすれば遺留分を主張されないか、
あるいは遺留分を主張されても最小限の損害で済むようにするかを考えるべです。
ちょっとしたプロセスの違いですが、遺言書の内容を考える上では重要なことかと思います。

平成26年5月30日
司法書士・行政書士 溝の口オフィス
小野圭太